日本海の夕日を眺めながら記念日を過ごせる「バナナウインズ」。
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2019.09.06
「記念日レストラン」のオーナーに記念日の過ごし方などを聞く。
夏の終わりから秋にかけては夕日がとてもきれいなシーズン。日頃のストレスや一日の疲れを忘れて海に沈む夕日を眺めるのもいいですよね。誰か大切な人がそばにいてくれたら、なおよし。海岸線にある「バナナウインズ」は、そんな夕日を楽しむのに最適なスポット。「記念日レストラン」というコンセプトの通り、海を見下ろす絶好のロケーションで記念日をお祝いできるレストランなんです。「バナナウインズ」のオーナー・諸橋さんに、いろいろな記念日の過ごし方や、おすすめのメニューを聞いてきました。

バナナウインズ
諸橋 暁子 Akiko Morohashi
1969年石川県生まれ。バナナウインズ共同オーナー。高校まで京都で過ごし、新潟大学に入学。カフェウインズの立ち上げ時にオーナーに誘われ店を任せられる。その後、オーナーと結婚。趣味は映画鑑賞で「バグダッドカフェ」「きっとうまくいく」などがお気に入り。
日本海に沈む夕日が眺められるレストラン。
——「バナナウインズ」から見る日本海の眺めは大人気ですよね。おすすめの時間やシーズンはあるんですか?
諸橋さん:海に夕日が沈むのを見に来るお客さんが多いので、毎月の日没時間を黒板に書いてお知らせしてるんですよ。でも、詳細な日没時間はインターネットとかで調べてからお越しいただいた方がいいですね。おすすめのシーズンは夕日のきれいな秋や夏の初めですね。写真を撮りためだけにデッキへ来る人も多いですよ。
——ムード満点ですね。「カフェウインズ」と「バナナウインズ」のふたつお店がありますが、一緒にオープンしたんですか?
諸橋さん:いいえ。「カフェウインズ」は1990年にオープンして来年で30周年を迎えます。その7年後に「バナナウインズ」がオープンしたんです。最初はカフェだけやっていて、予約は受け付けていなかったんです。でも記念日に利用したいので予約させてほしいというお客様があとを絶たなかったんですよ。そこで、予約ができて記念日にも対応できるレストランをオープンしたんです。あと、カフェの狭いキッチンでは作れないような魚や肉の料理を提供したかった、という理由もあります。
——なるほど。どちらのお店もロッジ風になっていますが、何かコンセプトのようなものはあるんでしょうか?
諸橋さん:主人が船乗りだったので、海の見える場所で船室のようなイメージのお店にしたかったようです。おかげさまでお客様には好評をいただいています。
——居心地がいいですよね。どんなお客さんが訪れるんですか?
諸橋さん:いろんな人が来ますよ。女性も男性も同じくらい来てくれますし、年齢の幅も広いです。近所の人も遠方の人もきてくれますね。2012年に「カフェウインズ」のキッズルームを作ってからはお子様連れのママ会やファミリーでの利用も増えました。「記念日レストラン」というコンセプトもあるので、記念日のお祝いに来るお客さんも多いですね。

交際記念日やプロポーズ。サプライズにも対応する「記念日レストラン」。
——「記念日レストラン」ということですが、どんな記念日で利用されるんですか?
諸橋さん:いろいろな記念日がありますね。誕生日、結婚記念日、おじいちゃんやおばあちゃんの長寿祝い…。毎月の交際記念日にいらっしゃって、最終的には結婚したカップルもいましたね。そのご夫婦は子どもが生まれてからは、さすがに毎月の交際記念日には来れなくなりましたが、子どものお誕生日には毎年来てくれていますよ。あとはプロポーズの席とかもありました。
——なんか、お客さんの人生に寄り添うお店ですね。サプライズ演出とかも対応してもらえるんですか。
諸橋さん:はい。お客様から預かった花束を冷蔵庫に保管しておいて、デザートのタイミングでお渡したり、スタッフも一緒にお祝いしたりとか。あと、お店でプロポーズをしたいというお客様から、結婚指輪が間に合わなかったので指輪ケーキを作ってほしいという注文をいただき、デザートの時にサプライズでお出ししたこともありました。スタッフもサプライズ演出の対応には慣れています(笑)

一年中生牡蠣を味わえる「牡蠣ビストロ」。
——それでは「バナナウインズ」の看板メニューを教えてください。
諸橋さん:「牡蠣ビストロ」とうたっているように牡蠣料理が自慢です。とくに「生牡蠣」は1年中食べることができます。全国の産地から仕入れて牡蠣が1年中切れないようにしています。あと「かきの味噌マヨネーズ焼」はオープン当時から続いている人気メニューです。シーフードの中でも牡蠣とカニは人気があるので、どんどんメニューが増えていきました。

——いいですねえ、牡蠣とかに。大好きです。
諸橋さん:1番人気なのは「日本一のかにパスタ」です。能生で水揚げされたベニズワイガニの半身が丸ごと入っています。ベニズワイガニとオマールエビのエキスを加えた濃厚なトマトクリームと、もちもちした食感の米粉入り生パスタが特徴です。味はもちろんですけど、インスタ映えするので人気の一品ですね。

——確かにかには見た目にもインパクトありますもんね。
諸橋さん:「シーフードカレー」も人気メニューです。エビ、ムール貝、イカ、小柱が入った欧風カレーです。シーフードのダシも加わって、甘みが増したカレーになっています。スイーツでは「ハニーレモンチーズのダッチパンケーキ」。皮がクレープのように薄くもちっとしていて、バニラアイス、ホイップクリーム、ハチミツ、レアチーズケーキ、レモン汁が入っています。皮が甘くないのでペロッと食べることができるんです。


——へえ〜どれも食べてみたくなりますね。メニューに載ってるパンもおいしそうです。
諸橋さん:毎朝焼いている自家製の「プチパン」です。最初はバケットを買ってきて提供してたんですが、20年ほど前から自家製パンを提供するようになったんです。パンを作ったことなどなかったので、自分でレシピを調べて試行錯誤して作りました。

名物のブランコが藤城清治の切り絵作品に描かれる。
——窓からは立派な展望台が見えますね。
諸橋さん:お店と海の間に松林がありますよね。オープン当初は松も低かったんですが、だんだん高く伸びてきてしまったんです。それにつれて海が見えにくくなってきたので、灯台をイメージした展望台を作りました。冬には強い浜風が吹くので、風で煽られて倒れたりしないよう、風通しのいい作りになっています。

——見た目にもおしゃれな展望台ですよね。ほかにもいろいろありそうですが。
諸橋さん:鎖が長い名物のブランコがあります。野積ドリームランドから譲り受けたもので、有名な切り絵作家の藤城清治先生の作品にも描かれたんです。シーサイドラインを通った際に当店のブランコを見つけてスケッチされたそうなんですが、私たちも知らないうちに作品になっていて、テレビ番組でも紹介されて驚きました(笑)

——遊び場もいろいろあるし、ちょっとしたアミューズメント施設みたいですね。
諸橋さん:そうですね(笑)。あと2017年から素泊まり専用の宿「ロッジベルウインズ」もオープンしました。「バナナウインズ」でお酒を飲んでも泊まれる施設になっているので、安心して飲食していただけます。ますます記念日をゆっくり過ごしていただけるのではないでしょうか。
ブランコの次はすべり台? 新たな名物の誕生なるか。
——いろいろ展開が広がって今があるみたいですが、今後やってみたいことってありますか?
諸橋さん:今度はすべり台を作ってみたいんですね。でも、すべり台って想像以上にお金がかかるんですよ。いつか作りたいとは思っていますが現在保留中です(笑)。お店に関しては、守るべきものは守って、新しくする部分は新しくしていきたいと思ってます。昔からのお客さんから「変わらない味だね。」って言われるのはうれしいですね。

生牡蠣をはじめとしたシーフード料理を楽しむことができる記念日レストラン「バナナウインズ」。海をのぞむ展望台やテラス、ブランコもあって、インスタ映えすることまちがいなし。大切な記念日を日本海に沈む夕日をながめながら、ムード満点シチュエーションで過ごしてみてはいかがでしょうか。
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